学べてますか?
あなたはいま、何かを学んでいるだろうか
”学び方”を正しく理解できているだろうか
思い通りに日々、成長できているだろうか
少しだけ立ち止まって考えてみて欲しい
まずはじめに学ぶべきは、”学び方”だったのかもしれない
新たなことに挑戦されている方は、日々多くのことを学ぶ必要がありますよね。一生懸命「やってる」のになかなか成長できていない気がする、成果が出ない、そんな悩みを抱える人も多いと思います。
私もいま、プログラミングやその周辺知識について学んでいる最中(たぶん終わりはない)ですが、「学び方」に関して見ないと損すると感じるほどの動画を見つけたのでシェアします。
紹介する動画は「Limの竹花貴騎さん @takaki_takehana」の『【学び方を学ぶ】99%が知らないCREC法アウトプットで、10倍効率的なインプットに大変貌(2020年最新)』という動画。この動画は竹花さんが主催するMUPカレッジ内のマーケティングを学ぶカリキュラムの一部のようで(たぶん)、導入部分はマーケティング関連になっていますが、学び方を学ぶために有益な動画となっています。
この動画の内容を腹落ちさせて理解を深めるため、そしてアウトプットをするためにこのブログを書いています。が、誰かの「学び」にもいい影響を与えることができれば、それはそれで、、超絶嬉しい。
※私は竹花さんやMUPカレッジとの接点は無く、MUPへの入会をオススメする意図はありません。この動画からの学びが大きかったのでシェアしたいだけです。(とは言え、竹花さんのYouTubeは学びが多く、いつも勉強させてもらってるので感謝しています)
この動画を一言で説明すると、「学び方」を理解していないと、何をどれだけ頑張って学んでも『無意味』だから気をつけよう!まじで!ということです。
結論だけ先にお伝えすると、大きく分けて2つのポイントがあります。
- 学んでも忘れるので、アウトプットして復習する
- 学ぶ意味を理解することで、学びが継続する
動画が気になる方は上のリンクから動画をチェックしていただき、ワタクシ的補足も加えたまとめを見ていただけるようであれば以下を御覧ください。大きなポイントは2つと言いましたが、小さなポイントはいくつもありましたので補足の中で整理させてもらってます。
では、いきます!!!
はじめに
冒頭はマーケティング関連のお話からスタートです。省略しようかとも思いましたが、ここにも隠れた学びポイントがありましたので残しました。マーケティングの話自体はこの記事的には余談ですが
学べないと言わない
まずはじめに共有しておかなければならない知識として、マーケティングは「お客様を集めること」ではないということ。マーケティングは「全てのプロセス」のことを指しているんだということです。全てのプロセスとは具体的に次のようなものが含まれます。
【事業計画、商品企画、市場調査、価格設定、営業、広告、PR、ブランディング、投資管理(予算)、改善、顧客管理、分析】
営業や広告、PR、ブランディングの部分がマーケティングと思われがちですが、すべてのプロセスがマーケティングなのです。つまり、そのマーケティングを学ぶということは、ビジネスを理解することに近いと言えます。あなたがもし、何を勉強したらいいかわからないと思っているのであれば、マーケティングから学んでみましょう。ビジネスの世界で価値のあるスキルを身に着けるのです。
学びの方法は人それぞれですが、今の時代はYouTubeで学べるようになりました。有益な情報も探せばいくらでも出てきます。スマホがれば動画だって見れるし、スキマ時間で学ぶことができるのです。
ここまでの内容でおわかりいただけたと思いますが、めでたく「何を勉強したらいいかわからない」「お金がない」「時間がない」という言い訳ができなくなりましたよね。学び始めましょう!!
インプットは量より質
次は「多くのインプット」より「正しいインプット」が重要というお話。今の時代、探せば無数に情報が出てくるし、学ぼうと思えばいろんな教材が見つかります。その中から適切な情報を選び出すことが出来なければ学びの質は上がらないのです。
特に時代の流れと共に変化するようなもの(マーケティングもそのひとつ)は、講師ではなく、現役の人間から学んだ方がいいです。理由は、1年でも現場から離れている人の言うことは「古い」可能性が高いから。
学ぶ内容にもよりますが、教科書で学ぶなんてそもそも無理なパターンもあることを理解しましょう。
自分が学ぼうとするジャンルにおいて、質を高めるには何から学ぶべきか、改めて考える必要があるかもしれません。
※補足メモ
(全体的に自分の言葉で説明するようにしてますが、この補足メモのコーナーでは私の経験や気づきなどを付け加えていきます)
マーケティングについて学んだことがないので「全てのプロセス」が対象であるというのは一つの大きな学びでした。現在はサラリーマンとして働いていますが、この資本主義社会で生活する以上、ビジネスのことを無視する事はできないのでマーケティングに関する理解も深めていきたいですね。MUPとは・・。
この動画も有益な情報の1つですよね。スマホがあれば移動中にだって勉強ができる時代なので、とても恵まれている状況であることを理解しておかなければなりません。そして、何よりこの状況を活かして「学ぶ」というアクションにつなげられるか否かがポイントになってくると思います。
インプットの質とは少し違う話ですが、アドバイスを求める人も適切に選ぶ必要があります。自分が学ぼうとしている(挑戦しようとしている)ジャンルについて、実際に経験したことのある人にアドバイスを求めることはとても重要です。間違っても、それを経験したことのない先輩や周りの人に相談してアドバイスを求めてはいけません。その人達はあなたのチャレンジに対してマイナスな意見を提示してくる可能性が高いからです。
マイナスな意見を聞くと自分自身のモチベーションを下げてしまうことに繋がりかねないのです。これは、マイナスな意見を聞き出してやらない言い訳を探してしまう行為なので注意しましょう。
復習が大事
義務教育を終えたいま、学ぶことに対して何か忘れていることがあるのではないでしょうか。それは「復習する」と言うことです。学校では当たり前になっていたことなのに、社会人として学ぼうとするとき、これを忘れてしまいがちです。
私たちの脳は学習したことを忘れるという機能を持っているようで、その機能は実に強力です。どれくらい強力かというと、以下の通りです。
(私達の脳は、学んだことをどれくらい忘れてしまうのか)
- 20分後|42%を忘れる
- 2時間後|58%を忘れる
- 1日後|74%を忘れる
驚くべきことに、学習した20分後には42%の情報を忘れていますよね。そして2時間後には58%、翌日には74%のことを忘れていると言われています。殆ど覚えてません。一生懸命学んでも、なかなか身に付かなかったり、理解が深まらない理由はここにあります。
復習の方法
ではどのように復習していくべきなのでしょうか。小学生のように計算ドリルで何度も繰り返しをするわけにはいかないので、社会人的な復習方法を確認していきましょう。オススメとしては次の3つです。
- 要約でまとめる(ブログ)
- 誰かに話す(勉強会)
- 仕事でとにかく使う(図式化する等)
一言で言ってしまうと、「アウトプットしましょう」ということです。この3つはアウトプットの方法の違いであり、結局はアウトプットをするだけなのです。
アウトプットするだけと言いましたが、それが難しいから出来ていないのですよね笑。
難しい理由は2つあって、1つ目はアウトプットするためには「理解」が必要という点。当たり前のこと過ぎますが、ただ理解したという状態と、アウトプットできるほど理解したという状態は全然レベルが違うのです。逆に言えば、自分の言葉で説明することができるレベルで理解するように意識すれば理解の質(学習の質)がぐっと高まりますよね。
2つ目は、とにかく面倒くさいという点。正直面倒くさいですよね、だからやっている人が少ない。誰しも心のどこかに「何とか最小限のコストで学びたい」という思いがあるので、アウトプットしてる時間があったら次のインプットをしようと考えてしまうのです。あなたがインプットした情報は明日には3割も残っていないので、忘れ去ってしまう前にアウトプットするようにしましょう笑。
アウトプットの中身
アウトプットの内容についても少し触れておきます。これはアウトプットの内容によりますが、一つのパターンとして考えると良いのではないでしょうか。
自分の主張があり、それを説明するようなシチュエーションでは「クレック(CREC)法」がおすすめです。この法則に従ってアウトプットを構成することによって、思考が整理され、説得力が増すと言われています。
(CREC法)
- Conclusion:結論
- Reason:理由
- Example:事例
- Conclusion:結論
内容としては書いてあるままなのですが、初めに結論を述べて理由説明し、その後に具体的な事例を提示し、最後に改めて結論を述べるといった構成です。
どこでも学べる環境づくり
ここでは、いかにして学びや復習の機会を増やすことができるかという点も重要というお話。(動画では、MUPカレッジでは動画がWEEKごとに整理・フォルダ管理されているので、いつでもどこでもスマホからアクセスできるぜ、というお話)
分厚い本の教材が家にあって、家に帰らないと学習ができないという状況はよろしくないです。休憩中や移動中、ちょっとしたスキマ時間で学習が出来るような環境作りを心がけるというのが大事になってくるのです。
※補足メモ
人に説明できるというのは「自分の知識になっている」証でもあるので、「聞いたことがある」レベルから脱するためには周りの人(後輩、友達、同僚など)に伝えたり、教えてあげたりするのはとても有効だと理解できますよね。
アウトプットの内容も復習の対象となるので、いつでもどこでもアクセスできる状況を作り出すことは有益だと思います。例えばブログはオンライン上でアクセスできるのでとても便利ですね。
学ぶ意味は?
学びの目的
ここで質問を一つ。
あなたは「学ぶ意味」を理解していますか。
学ぶ意味を理解することは、学びの継続を後押ししてくれます。学ぶ必要性を感じていない人にとっては、考えを改めるいい機会かもしれないですね。
学びには、短期、中期、長期的な目的があるので、一つずつ見ていきましょう。
(学びの目的)
- 短期|自分の時間を作る
- 中期|333の法則を満たす
- 長期|浪費と投資を理解し、リピートと新規のループに入る
短期的な目的は、自分の時間を作ることです。スキルを身につけることで、8時間かかっている仕事を4時間で終わらせましょう。空いた時間は次のスキルを身につけるなり、趣味に当てるなり、好きにしたらいいでしょう。それが良いループの第一歩となるのです。
中期的な目的は、ジョンソン&ジョンソンの提唱する333の法則を満たすことです。それは、勤めてる会社を急にクビになったとしても「3日以内に3社から3割以上の年収を提示される」状態であることを意味します。つまりそれだけのスキルを保持し、市場価値を高めなさいということになります。
たとえトイレ掃除のような人が嫌がるような仕事であっても、本人が好きでやっている場合、なおかつスキル的には他の仕事もできる場合、つまり、好きだからあえてやっている状態であれば、幸福度が高いと言えるでしょう。そして、この場合333の法則を満たすことができるでしょう。
長期的な目的は、学びは投資であるということを理解することです。学ぶことで身につけた知識は失うことのない財産となります。この財産の積み上げは、とても効果的な投資であることに気づきましょう。飲み会に時間とお金を使っている場合ではありません、それは浪費となることが多いでしょう。
身につけたスキルは、あなたの視野を広げてくれます。スキルがあれば、「やれそうなこと」が増えてきます。好奇心の赴くままに新たな学びに挑戦すべきです。あとはそれを繰り返すだけなのです。
学ばないといけない時代
変化が激しいこの世の中で、学ばないということは時代に置いていかれることを意味します。
現在のビジネスや市場における様々な不安定要素を示す「VUCA(ブーカ)」という言葉と共に、学ばないといけない時代であることを理解していきましょう。
(VUCA)
- Volatility:変動性
- Uncertiainly:不確実性
- Complication:複雑性
- Ambiguity:曖昧性
変動性:Uberや仮想通貨のように、IT技術の進歩とともに価値観や仕組みがものすごいスピードで変化しています。
不確実性:トランプ政権、自然災害、楽天モバイル、LINE証券、終身雇用、これらに共通することは不確実性です。昨日までの当たり前がそうでなくなることを意味します。
複雑性:外資規制、税制、経済がグローバル化していることもあり複雑さが増していることは容易に想像できるでしょう。
曖昧性:変動が激しく不確実なことが増え、複雑さが増すと数年後を予想して断言できることなど一つもないと言えます。
断言できることなど一つもないと言いましたが、一つだけ断言できることがありました。それは、VUCAな世の中で学ばない選択肢は無い、ということです。幸せになりたいから、豊かになりたいから、という理由ではなく、もはや身を滅ぼさぬために学ぶことを選択していきましょう。
※補足メモ
学ぶ意味を理解するということは、目的意識を持つと同時に、学ぶ理由を自分に説明できるようになることを意味します。
また、何かを学ぶということは何かを諦めるということであり、それらはトレードオフの関係にあります。浪費と投資のように、自分の幸せにとって何をすることが最善なのか理解しておく必要があり、迷いが生じたときの判断材料として思考を整理しておく必要があるでしょう。
VUCAな世の中において、学ぶということは、自分も変化し続けるということに等しいと考えます。変化に対して柔軟に対応するためには、常に学ぶ姿勢が必須のスキルとなってくることでしょう。
まとめ
とにかくアウトプットが大事、の一言です。これについては「アウトプット大全」という本でも強く主張されていることなので認識していましたが、この動画を通して改めて考えさせられた部分です。
アウトプットを意識することでインプットの質が高まること、そしてアウトプットしないインプットはもはや無駄であることを理解することは、どんな方法よりも学びの効率を高めてくれる学びだと思います。
極端な言い方をすれば、どうせ忘れてしまう無駄なインプットなら無いほうがマシということになりますね。逆の見方をすれば、アウトプットできるスキルレベルが、自分の学びにおけるボトルネックと考えることもできるでしょう。そのように考えると、インプットより先にアウトプットのスキルを上げることに注力する方がトータルで見ると効率的なやり方なのかもしれませんね。
動画の中で「自分で自分の価値を上げていけ。給与は社会人の成績表だ。」という話がありましたが、ホントにその通りですよね。こどもに勉強しなさいと言う前に、お前はやってんのか?勉強、と自問自答する父親でありたいですね。